移動ショットがしたい!・・・素晴らしい映像への模索。

別に夢を語るのはタダですよね。

最近暇があれば買いたい機材を考えるのが趣味です。

特にスタビライザーが欲しい。悩み、悩んでいます。

今日はただそれだけ書きます。



撮影の基本はFIX


「撮影の基本はFIXである。」と誰かが言ったかどうかもわかりませんが、

絵作りの基本はFIX・・・ですよね?(ぇ


映画を語るには10年早い私ですが、、、


小津安二郎監督の映画は、もう素晴らしいFIXショットを繋いでいらっしゃますよね。

小津安二郎カメラワークの世界

小津安二郎カメラワークの世界小津安二郎の撮影スタイル 日本よりもむしろ欧米で評価が高い名監督、故小津安二郎が、戦前のリアリズムを貫く小品から、戦後のいわゆる”ホームドラマ”のはしりとなり大スターや計算された美しい画面を軸にした大作まで、小津監督が描いたのは常に市民の生活でした。特に戦後の作品には、小津独特の芸術美がどの作品にも現われており、例えば食事のシーンなどでは、茶碗に始まり、箸、そして背景の掛け軸にいたるまで、全ての小道具に彼の趣味がいかされています。そのような小津独特の映像美とともに、戦前の作品初期の頃からこだわっていたのがローアングル/ローポジションの撮影手法です。 ローポジション撮影誕生の秘密 テレビドラマをご覧になればわかると思いますが、人物の会話シーン等では、通常カメラはアイ・ポジション(目線)で撮られています。二人の交互のカットバックでも、もし背の違いがあれば、一方は画面中央より高く、一方は低くと目線を中心に構図が違っています。しかし、小津作品ではややもすれば不自然なくらいカメラは畳をなめて低いアングルから人物を捉え、しかも背の高低もおかまいなく二人の画面構図はあまり変わりません。さらに小津監督はカットのつなぎにオーバーラップ、フェードイン/アウトなどを一切使わず、また移動やパンニング等の撮影手法も拒否したため、個々の完成された工芸品のようなショットのつなぎは、一種独特な“間”を生み出し、それが独自の日本的な様式美を創りだしています。さて、このような小津世界を創った手法の要であるローアングル/ローポジションは、いつ頃からどのような理由で始まったのでしょうか? 戦前の小津作品はほとんどの撮影をてがけたカメラマン茂原英雄氏が「箱入り娘」を撮影中に面白いことを言っています。「下痢で困った。セットの床に腹ばいが続いたので冷えたんだね」。これから推測すると彼のローポジションのアイデアは昭和10年の頃から芽生えていたようです。昭和7年の名作「生まれてはみたけれど」では、小津の特徴であるオーバラップやフェイドを排してカットでつなぐ映像手法がほぼ完成されていたので、そこから3年の間に小津独自の映像スタイルが確立していったわけです。日本人の心を描く 大戦に入る前の作品「戸田家の兄妹」(昭和16年)か

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・・・しかし、

岩井俊二監督の映画は、手持ち撮影なのかどうかわりませんが、

そうはもう常に揺れているような印象を受けます。

撮影監督の篠田カメラマン。本当に素晴らしい腕前とアイデアをお持ちだったのですね。

話が脱線しました。

映画人を語るのは早すぎましたね。次は10年後出直します。



じゃあなんでスタビライザーが欲しいのか


なんでほしいのか、、、やっぱり面白いショットが撮れる気がするからですね。

3軸ジンバルスタビライザーを持ってるだけじゃ、

いい映像は撮れないと何方かのブログで拝見したのを覚えています。

耳が痛いお言葉。私が日々、ディレクターや、先輩カメラマンに、

「カメラワークに意味がないならしないで」とお叱りを受けているのと同じことですね。


しかし、数々の素晴らしいショットの中にはスタビライザーがあったから撮れたショットは

数知れずあるはずです。


ステディカムと言えば 「シャイニング」 でしょうか・・・

とても印象的な移動ショット。安定して背後から被写体を追いかけています。

撮影技術もですが、こういう演出が思いつくというのは、

本当に見せ方が凄いというか、なんというのか。

キルビルでも印象的にステディカムが使われてましたね。

ましてや今の時代は安定した移動ショットは様々な映像作品で見かけられます。

オリンピックの撮影でも、たーくさん使われているのを見ました。


ブライダル映像業界でも、もはや使って当たり前みたいな風潮があるような。

常日頃参考にさせて頂いているCphotograhicさんの映像でもちょくちょく使われています。

Cphotographicさんは本当に温かいウェディングムービーを作られているので、

きっと優しい方なんだろうなぁと常々チェックしております。


こういう映像を自分で撮ることが目的なのです。



ああスタビライザーの練習とアイデアを磨くのだ。


MOVIという3軸ブラシレスジンバルスタビライザーが、

映像会のゲームチェンジャーを名乗って発表されたのが数年前。

瞬く間に3軸ジンバルは普及、一眼レフ用のスタビライザーも低価格になりました。

先日お知り合いの映画監督のDJI RONINを触ってからというもの本当に惚れてしまって、

現時点で欲しい機材ナンバーワンかもしれません。

それはそうと、アマゾンで買った安いスタビライザーを未だバシバシ使っている私です。

もう少しお金を貯めて、RONINを買ってやりたいのですが、

良い映像は機材を持っているだけでは撮れない。

確たる意思を持ってカメラワークをすべしということを心に刻みながら、

今日は床に就きたいと思います・・・^^;


ああ、もうこうなったら、とことん手持ちのスタビライザーでいい映像を撮れるように、

アイデアと練習を積み重ねてやるのだ!




・・・おやすみなさい。




※番外・・・こんなものを見つけた

三脚をスタビライザーとして活用しようとしている映像。

これをステディカムと呼べるのか怪しいのだけど、

面白そうなので今度やってみようかなと思った、今日この頃。

unskillful's blog

駆け出しの 映像制作フリーランサー 日々の備忘録

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